ぼく、ドラえもんでした。 涙と笑いの26年うちあけ話/大山のぶ代 №0015

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【レビュー】★★★★★【タグ】TエッセイT T胸キュンT
図書館で、一目惚れ(笑)ドラえもん大好きです(〃∇〃)世代的に大山ドラ
26年間も演じてくれていたのかと思うと、すごいなぁって感謝です。
これ読むと胸が熱くなる。うるうるしながら一気に読めちゃいます。どれだけの愛に包まれてたのか、同じ時代を過ごせて本当に良かったなぁって実感。

■役者のこだわりが愛

「ぼく、ドラえもんです」このセリフがアドリブって知ってましたか?
お世話ロボットだからこそ、ちゃんと自己紹介をするだろうと大山さんが入れたそうです。ただのアドリブから代名詞になっちゃいましたね。
それと、のび太のくせにぃ〜」
これもジャイアンのこだわりだそうです。
子供相手だから、【決して悪い言葉は使わない】そんなポリシーがあって「バカ野郎」からの変更。2時間ぐらい悩んだとの事(笑)
そんな思いが詰まっているからか、作者の藤子・F・不二雄先生は初めてアニメを見て「ドラえもんってああいう声してたんですね」と一言。
そして、大山さんは何をしゃべってもドラえもんに聞こえちゃうから、26年間どんなにオファーが来ても他の声の仕事はしなかったそうです。
からしてみれば、そんなにキャラクターを思ってくれる役者がいるっていうのがすごいし、そんな風に愛してくれてるのが(*ё_ё*)きゅん・・

■藤本先生の愛

大山さんいわく、先生はいつも優しいオーラで包まれていたそうです。なんかイメージ通り。
初めての映画公開前日は、心配で劇場傍のホテルに泊まって見ていたらしい。親心ってやつですね。
それから今まで、ずーーーっと毎年必ず映画化している。

ちなみに、先生がお亡くなりになられた時、大山さんは悲しくて大泣きしたそうです。
当たり前かもしれませんが、しっかり泣こうと声に出して泣いた所、耳から聞こえてくる声はドラえもん
あの子も一緒に泣いていると、余計涙が止まらなかった。
そのエピソードを聞いて私も涙が・・・(/_<。)

■決意が愛

一度大山さんは26年の間に癌で入院された事があり、その時、決意したそうです。
「私に何かあった時に、俳優の死と云う汚点を残したくない」
すごい決意だなぁと、、、本当すごいなと、、、何度も思います。
簡単には決められない、だって20年以上自分が演じて二人三脚で過ごしてきたんだよ。
きっと自分なら最後まで一緒にいたいって思っちゃう。言い出す事すら出来ないかも。
あと一年、あとワンクール、あと一本撮ったら、ってそうやってダラダラ伸ばしてしまう気がする。

すっごい余談なんですが、これ読みながらトイ・ストーリー3のシーンが頭を過りまして・・・
ヒック、ヒック・・Σ(T▽T) なんか号泣した!!(笑)

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ちなみにドラえもんは紅白にも出た事がある。
直前まで「大晦日だよドラえもんSP」を朝日で放送しているのに!

こんだけ愛されてる。

もう、ドラちゃん大好き==!!

ドラえもん好きには、是非おススメしたい!