死者との会話。ちょっと大袈裟な読書論

本は買った方がいい。と数々の愛読者達が口を揃えて言う。
しかし、私は、沢山読みたいのとそんなにお金を掛けられないので、図書館愛好家です。

最近の図書館はネットで本を予約出来るし、いつも利用している所は夜9時まで開放してくれてるので超便利♪
ネットで予約したのを取りに行くのがほとんどですが、借りられる本に余裕がある時は、館内をフラフラして興味があるのを選びます。
その時にかなり重視するのが、背表紙の元気具合。ピカピカで新しいヤツは発行も新しいから。やっぱり新しい本が読みたい。情報は新しい方がいいし。
普段図書館で本を借りているので、時たま行く書店では新刊を見てテンションが上がります↑↑

でも、

今日図書館で借りた本はコレ

漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)

漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)

1970年に発行なのでかなり古いです。↓この本で紹介されてたのがきっかけ。
1000冊読む!読書術

1000冊読む!読書術

本を開くと、埃っぽいようなカビ臭いような古本独特の匂い。外枠から中側までキレイに焼けてる(笑)

こういう本は、いつもみたいにフォトリーディングで拾い読みはしない。
じっくり読む。背筋がゾクゾクする、著者との対話。

どんな方なのかと検索したら著者の白川静さんは2006年にお亡くなりになっていました。
この本がなければ私の人生ですれ違う事すらなかった人。
どんな意見を持っていて、どんな瞳で世界を見てたのか、知の共有。

う〜ん。本っていい。ε-(ーдー)ハァ深いぃ。

ってまだ、この本さわりしか読んでないけど(笑)

本の匂いっていいなぁ。新刊の匂いも好きだけど、古本独特の匂いはその本の歴史を思う。
今日は敬意を払ってちょっと背筋を正す。

そんな読書もアリかな。